trilogy
作詞作曲　玉橋　優


「つかまえてよ」って走り出した君　転がるようなスピードで世界が廻る
指の間から零れ落ちた「それ」　大切さなど知らぬまま遥か遠くへ

いつだってそうさ基準は曖昧なまま
明日にゃ僕も朽ち果てる　それでも　それでも

走って　目的なんていらないさ　そうやって　僕らはただ生きて行くんだって
気づけなかった空の蒼さに果てしない距離を重ねて　左手をそっと伸ばす時僕はどうしようもない哀しさに揺れる


「忘れないで」って笑っていた君　当たり前のようにみんな忘れていくんだ
「君だけでいい」とまた笑っていた君　遠くから聞こえる声が終わりを呼んでる

惰性で見てた夢はいつしか星の数
いつからこんなに間違えた？　わからない　わからないけど

探して　きっと夢の先にあるんだ　いつだって　現実に負けそうになってんだって
だけどここから見える景色を忘れたくないと願うから　震える両足で立つ時僕はどうしようもない愛しさに触れる


いつかは　いつかはあなたも息を止めてみんなで揃って灰になるんだ
それでも今日はみんな笑えるよ　それでも　それでも


叫んで　抜き身の君のその想いを　間違って　傷付ける事もあるけどさぁ
怖くはないんだもう少しだけ君と繋がっていたいから　光の速さで昨日が遠ざかる


走って　みっともなくて構わないさ　そうやって　明日もまた生きていくんだって
愛も憎悪も喜怒哀楽も全部拾っていきたいから　僕はここで僕はここでこのどうしようもない歌を唄う